松代文化ホール Matsushiro Cultural Hall

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A DAY with Bösendorfer vol.15~ワンコイン(100円)ランチタイム・コンサート(第15回)

2012.09.01

チェロ:原香恋(はら・かれん)
チェロ:原香恋(はら・かれん)

ピアノ:武井純子(たけい・じゅんこ)
ピアノ:武井純子(たけい・じゅんこ)

A DAY with Bösendorfer vol.15

~ベーゼンドルファーと過ごす一日・ワンコイン・ランチタイム・コンサート(第15回)

 

<ロマンティック・ロシア>―、チャイコフスキーだけではありませんよ。

 


9月に入ったというのに、まだまだ本当に暑いですね。

例年にも増して、今年の残暑は厳しいように感じられます。


とはいえ、次回のワンコインが行われる10月を迎えるころには、

寒さと涼しさの間の心地よい空気と色鮮やかな<濃い秋>が松代にも到来していることでしょう。


さて、今年度のワンコイン・ランチタイム・コンサートですが、

6月の坂原さんは<ロマン派>―、

8月の西村さんは<フランツ・リスト>―、

アーティストの皆さんがそれぞれにフォーカスを定めてプログラムしてくれています。

そして、15回目を迎える今回も、<秋>らしい深みのあるステキなテーマが設定されました―、ずばり<ロシア>です。


今回のプログラムは、中野市出身のチェリスト・原香恋(はら・かれん)さんと、

長野市出身のピアニストの武井純子(たけい・じゅんこ)さんによるものです。

お二人とも、すでに県内外でご活躍されている実力派のアーティスト。

そんなお二人が選んでくださった楽曲は、

<グラズノフ>、<ラフマニノフ>、<ミャスコフスキー>―、

クラシックに詳しくない方には、あまり聞き慣れないお名前がならんでいますが、

いずれも19世紀から20世紀前半にかけて活躍した近代ロシア音楽の重要な作曲家なのです。


18世紀―、ロシアの<貴族社会>に本格的に導入された<クラシック音楽>は、19世紀に入ると、ロシア音楽の父といわれる<グリンカ>によってロシアの民族的要素が導入され、後にムソルグスキーやボロディン、リムスキー=コルサコフといった作曲家らがそれらを継承・発展、他に類を見ないロシア独自の音楽的発展を遂げていきます。


その後、皆さんもよくご存じの<チャイコフスキー>が登場すると、そのドラマティックな音楽性で、交響曲・協奏曲・バレエ・オペラなど幅広いジャンルで活躍し、<ロシア>のクラシックは全世界に圧倒的な存在感を魅せはじめます。


20世紀以降のロシアは、広範なパフォーミング・アーツの世界においてさらなる成熟を遂げ、まさに世界の中心的な存在となります。

ピアノ奏者としても有名な<ラフマニノフ>や<スクリャービン>の登場―、

バレエ・リュス(ディアギレフのロシア・バレエ団)での創作をはじめとして舞台音楽に革命をもたらした<ストラヴィンスキー>や<プロコフィエフ>―、

ソ連時代の激動を生きた<ショスタコービッチ>―、

彼らの名作は欠かせないレパートリーとして、世界中の人から愛され続けています。


さて、そんな中で、今回のコンサートで特に注目していただきたいのは<ミャスコフスキー>という人物です。

彼は、ちょうどラフマニノフと同じ時代に、ロシア音楽の<伝統>と<革新>、すなわち<音楽>と<二つの時代>を切り結ぶ役割を担った音楽家と言われています。


ドラマティックで感情開放的な前の世代の<チャイコフスキー>の激しさに比べると、

ャスコフスキーの音楽は内省的な旋律の美しさと力強さを持ち合わせていると評されますが、

代の軋轢に飲み込まれ、苦悩の末に多義的な作品を残した後継世代の<ショスタコービッチ>からは

ソビエト音楽に尽くしたロシアの音楽家すべての目標」とオマージュを贈られ、

が時代と時代の狭間で発見した音楽的アプローチ(方法)が、その後のソビエト時代の音楽家たちにとっての

<貴重なともし火>であったことがその言葉からうかがい知れます。


ものおもう<秋>―、

おそらく、音楽や芸術には、単に「美的」な評価だけでは成立しえない、

時代の構造を映す「鏡」のような力があるのでしょう。

現代に生きる私たちにとって、それらは必ずしも読み取りやすいものばかりではないかも知れませんが、

ひととき、お二人が奏でる美しい音楽の向こうに<ミャスコフスキー>という人物を想ってみるのも良いかもしれません。


今回は<秋>らしく、ちょっぴりビターなドリップコーヒーをご用意してお待ちしております。



会場 松代文化ホール(長野市松代町松代515-2 長野市松代支所横)

日時 平成241022日(月) 

 

<ワンコイン(100円)ランチタイム・コンサート>

  開場1130/開演1215(*演奏時間:約30分)

 

 チェロ: 原香恋(はら・かれん)

 ピアノ: 武井純子(たけい・じゅんこ)  

 

 曲 目: グラズノフ  スペインのセレナーデ

       ラフマニノフ  前奏曲 Op.32-12

       ミャスコフスキー  チェロソナタ 第一番 ニ長調

      

 料金100円(当日窓口にてお支払いください)

    *開場中(11301210)はランチタイム特別企画として、

    客席でのご飲食が可能です。軽食などをお持ちになってお越しください。

    ロビー販売でのオリジナルサンドイッチ(かえでどう製)&ドリップコーヒーの

    ワンコインセット(500円)も是非ご賞味ください。

 

<ピアノ・クリニック~ベーゼンドルファーのひみつ、教えます。>

  時間:13001340

  内容:ベーゼンドルファーというピアノの歴史や特性、こぼれ話などを楽しくお話しする

      クリニックです。ピアノに関心のある方ならどなたでもご参加いただけます。

  料金:1,000円(ワンコイン・ランチタイムコンサートも無料でご鑑賞いただけます。)

     定員:先着10名(要予約)

 

<出演者プロフィール>

  

  原香恋(はら・かれん)/チェロ  

   

   中野市出身。3歳よりチェロ指導者の父・長瀬冬嵐の手ほどきによりチェロを始める。

   京都市立芸術大学音楽科卒業。在学中に2年間シドニーへ留学し、M・ゴルバトフ氏に師事。

   2009年よりスズキメソードのチェロ指導者としてメルボルンに赴任、2011年に帰国し、

   才能教育研究会(スズキメソード)の指導者として後進の指導に当たると同時に演奏活動を行っている。

   秋田県大仙市大曲新人音楽祭コンクール入選、万里の長城杯コンクール入賞等、多数受賞歴。

   

  武井純子(たけい・じゅんこ)/ピアノ

    

   長野市出身。5歳よりピアノを始める。

   夏目芳徳、杉山とみえ、武田洋、斉藤ゆり各氏に師事。

   宇都宮短期大学卒業。草津夏期音楽祭マスタークラス受講。同音楽祭・選抜演奏会に出演。

   ドイツ・カールスルーエ音楽大学へ留学し、ウーデ氏、シュタンゲ氏に師事。

   また、ケルン大学教授A・シピリ氏に師事。

   2010年北信越ピアノオーディションにて長野県知事賞(大賞)受賞。

   現在は演奏活動と後進の指導、各種コンクール審査員を務める。


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